コラム 研究開発コラム

先天性脱毛症から学ぶ毛髪再生についての勉強会

012013年2月8日、NPO法人F.M.L.は新潟大学大学院准教授の下村裕先生をお迎えし、毛髪再生研究会を開催しました。

今回のテーマは「先天性脱毛症から学ぶこと」。
下村先生はヒトの毛包発生や分化の仕組みの解明、そして円形脱毛症や遺伝性毛髪疾患などの治療の確立を目指して先天性の毛髪疾患の遺伝子解析研究を続けてこられました。

遺伝性の毛髪疾患は複数の遺伝子が発症に関与している「多因子疾患(polygenic)」と、基本的にひとつの遺伝子異常が原因で発症する「単因子疾患(monogenic)」に分けられ、多因子疾患としては円形脱毛症や男性型脱毛症が、単因子疾患としては、縮毛症や乏毛症が挙げられると説明されました。
多因子疾患の発症に関与する遺伝子の解析については、ゲノムワイド関連解析(genome-wide association study;GWAS)という患者群と健常人コントロール群の遺伝子の一塩基多型を比較する解析方法が用いられているそうです。

男性型脱毛症の発症に関連する遺伝子については、既に欧米でGWAS解析の報告がありますが、今後、日本人を含めた異なる人種で追加の解析を行うことで、新たな疾患感受性遺伝子の同定や、新治療の開発につながる可能性もあるとのことでした。

(F.M.L.スタッフ)

02下村 裕 先生 ご略歴

新潟大学医学部卒。新潟大学医学部皮膚科学教室助手、コロンビア大学医学部皮膚科等を経て、新潟大学大学院医歯学総合研究科遺伝性皮膚疾患研究室テニュア・トラック准教授

 

 

 

 

 

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