コラム 研究開発コラム

第9回World Congress for Hair Researchの報告

9月18日~21日、アメリカのマイアミで第9回World Congress for Hair Research(大会長Angela Christiano教授 コロンビア大学皮膚科)が開催されました。

学会報告

この学会は、米国、ヨーロッパ、オーストラリア、韓国、日本の毛髪研究の学会が中心となって共同で開催される国際学会です。
前述の国以外からも毛髪の研究者、様々な脱毛症治療に携わる医師が参加していて、総勢700人近くの毛髪の専門家が一堂に集まり、最新の知見について活発なディスカッションがなされました。
私はアンファー株式会社とパナソニック株式会社が共同開発した頭皮マッサージ機器、メカノバイオを用いて6ヵ月にわたる頭皮マッサージを行い、頭皮マッサージが毛髪に及ぼす影響について検討した結果をポスター発表しました。

Paytavi先生と

毎日の診療で携わっている男性型脱毛症の分野では面白い発表がいくつかありました。
Ulrike Blume-Peytavi教授(ベルリン)は、12人のAGA患者様にミノキシジル外用で治療を行い、治療開始前と治療開始後早期とに抜いてきた毛髪に付着する細胞内の遺伝子発現量を測定し、その結果を報告されました。ミノキシジル外用の治療効果と、各種の遺伝子発現量の関連性を調べた研究で大変興味深かったです。 当院では聖マリアンナ医科大学井上肇特任教授の協力のもと、毛髪に付着する細胞の遺伝子発現量の測定を既に開始しておりました。当院ではAGAにかかわりの深いⅡ型5αリダクターゼ、アンドロゲンレセプターそしてⅠ型5αリダクターゼの遺伝子発現に注目しAGAリスク遺伝子検査(AGA関連遺伝子発現量の測定)として診療に活用しております。
Ulrike Blume-Peytavi教授の発表は、抜いてきた毛の細胞内の遺伝子発現量を測定するという点で、当院での検査と共通するところがあり、有意義な意見交換をすることができました。

今後、患者様に、より良い治療効果という形で還元できるよう学会での情報交換を継続してまいります。

大会長のChristiano先生と

小山太郎(NPO法人F.M.L.理事、メンズヘルスクリニック東京)

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